大地震が起こった時に取るべき行動

最終更新日 2024年11月19日 by michidoo

①大地震が起きた時最も大切なこととは

近年は日本でも大地震が多発していますが、このような自然災害はいつどこで発生するのかはわかりません。しかし万が一のことを考えてくおくことによって、被害を最小限にとどめることができ、気持ち的にも余裕を持つことができるでしょう。

また自分の身近に災害が発生した時に、どのような行動をとれるかによっても、被害の拡大を防ぐことにもつながります。

もしも突然大地震が起きた場合には、何より大切になるのは慌てずに落ち着いて行動をとることです。まず大きな揺れが発生したら、すぐに自分の身の安全を守ることが求められます。

冷静な判断はできない状態では、本当であればしなくてよいけがをしたり、人的な被害を招く可能性があります。突然のことでパニックになることは当たり前のことかもしれませんが、どのように行動すればよいのかをあらかじめ知っておくことによって、これが大きな安心感にもつながって、落ち着いた対応がとれることにもなります。

もしも自宅やオフィスなどの屋内に揺れを感じたのであれば、すぐに頑丈な机やテーブルの下などに潜り、脚をしっかりと握って揺れが収まるのを待ちましょう。

家具類やつり下げているものが落ちてくる危険性もあるので、座布団やクッションなどで頭を保護することも大切です。避難経路の確保が大切ですが、揺れが起きたからといって外に飛び出すのは危険です。身を守りながら揺れが収まるのを待ちましょう。

もしも子供が離れた所にいるのであれば、無理に呼び寄せたりすることなく、大きな声で机の下に入るなどの指示を出します。揺れている最中に呼び寄せたり、自分から助けに行くことはかなり危険なことです。日ごろからもしも地震が起きたらその場でじっと待つということも教えておくことが大切です。

②家で地震が起きた時とるべき行動とは

寝ている時に揺れを感じたのであれば、一番無防備と言えるでしょう。すぐに頭から布団をかぶったり、枕で保護することが大切です。もしもベッドの下にスペースがあるのであれば、その下に潜り込むことでも安全を確保することができます。

特に暗闇を歩く際には、ガラスが割れていたり照明器具が落下しているなどの可能性もありけがにつながりやすいので十分に注意しましょう。トイレやお風呂などの狭いスペースで揺れが発生した場合には、比較的安全な場所ともいわれていますが、自宅が傾いた場合にはドアが開かなくなり閉じ込められてしまう可能性も考えられます。

揺れを感じたらすぐに分けて揺れが収まるのを待ちましょう。お風呂場の名前にはタイルや鏡などが落ちてくる可能性もあるため十分な注意が必要です。

キッチンで調理中の場合には真っ先にコンロの火を消します。しかし無理にコンロに近づこうとすると熱い鍋などが落ちてくるなど火傷につながる可能性もあるため、すぐに消せない状態であれば無理をすることなく火から離れて自分の身の安全を確保します。揺れが収まったらすぐに消火に努めましょう。

ガス会社によっては一定の震度以上の地震が発生した場合にはガスが自動で遮断される仕組みになっているケースもあります。

マンションなどに住んでいてエレベーターに乗っている時に揺れを感じた場合には、すぐにすべての階数のボタンを押し最初に止まったところで降りて安全な場所に移動します。

エレベーターの中に閉じ込められてしまったのであれば、非常ボタンを押して救助を待ちましょう。大震災が起こると様々な場所でエレベーターが止まってしまい、なかなか助けが来ないことも予想されます。体力を消耗しないように落ち着いて座って待つことが大切です。

③屋外で地震にあった時とるべき行動とは

そして屋外にいるのであれば落下物や建物の倒壊や特に注意が必要です。街中や住宅街などでは、頭上からガラスや看板などが落ちてきたり、建物やブロック塀が倒れてくる可能性もあります。

電線がたれさがっていることもあり、この場合に触れてしまうと感電の可能性もあるため、近づかないようにして避難します。車を運転中であれば、揺れを感じたからといって急ブレーキをかけることは危険です。

ハザードランプを点灯させて少しずつスピードを落とし、道路の左側に停車させましょう。カーラジオで状況の確認を行います。

もしも海岸や川の近くにいるのであれば、すぐに高いところに避難しましょう。

避難警報などが出されていなくても、すぐにより遠くにより高いところに避難することが大切です。万が一津波が発生した場合には、そのスピードは人間の足では逃げ切れるものではありません。

車で避難しようと思っても渋滞に巻き込まれている間に津波がやってきて飲み込まれてしまう可能性もあるので、いち早く車を降りて、より遠くに、より高いところに避難することが大切です。

耐震診断を行なっている株式会社キーマンのサイトでは「そして揺れが収まったらすぐにガスや電気などを止めましょう。火災が起きている場合には、火が小さいのであれば消火器で消し、自力では難しいと感じた場合にはすぐに避難を優先させます。」など様々な対処法が紹介されています。

火災が起きていなくても避難の際にはブレーカーを落としてガス栓も切ってから避難をします。また断水に備えて水を止めたり、屋内であっても靴を履きけがには十分に注意します。